ショベルユーザー車検。
これだけユーザー車検が一般的になっているので、まだ行ったことのない人は是非一度行ってみてください。
驚くほど簡単ですよ。
「な~~~んだ。こんなもんか!!」って思うはず。
で同時に車検費用「高っ!!」って思うかも??
実際初めて行った時「こんなもんか~~」って思いました。
その時の車両はノーマルのドラッグスターだったので、何もいじること無くそのまま終了。
ただ、光軸だけは見てもらいましたが。
この光軸はダイジョブだろーと思って行ってもダメなんですね~。
それほど費用かかりませんので、検査前に見てもらうといいですよ。
ドラスタの車検の時の事はあまり良く覚えていません。
初めてのことで緊張していたんでしょうね。
なんだかんだテンパっていたのかも、、、
それでは順を追って紹介していきたいと思います。
ユーザー車検予約
まず車検を受けに行くには予約が必要です。
「よしっ 今日行こう!」
なんて思いつきでいきなりいっても、冷ややかな目で
「予約取ってから来てください」
とドライに言われてしまうので必ず予約を取りましょう。
長くなってしまいましたがここで予約を入れます。
手順に従い日時を決めて予約します。
ここまで大丈夫ですか??
難しいことは無いので大丈夫ですね。
ユーザー車検費用
気になるユーザー車検の費用ですがこんな感じ!
- 書類作成 1,500円
- 自賠責保険 13,640円
- 重量税 3,800円
- 印紙代 400円
- 証紙代 1,300円
合計 20,640円
費用はなんと、これだけでOKなんです。
ショップに車検をお願いすれば相場は5~8万位かかると思います。
もっと取られるお店もあると思いますが、、、、、一概にいくらとは言えません。
しかしショップでお願いするにあたって、細かい所まで色々見てくれるので一概に高いとは言えませんが、、、
自分で行けば2万弱浮いたお金でメンテナンスやらカスタムやら色々できちゃいます。
ノーマルの状態であればそのまま持っていくだけでOK。
大多数の方はカスタムされていると思います。
ここで問題なのは車検に通るカスタムと構造変更が必要なカスタムとそもそも車検に通らないカスタムがある。
この辺は陸自によっても違うと思いますが、代表的なものを1点。
車検に合格しないカスタム車両
ショベルでお馴染みのリジットフレーム。
これは多くの方がやっているカスタムです。
ただこのリジット車両は車検に合格しません。
ショベルは純正仕様でリジットがないのです。
ではなんで??沢山リジットフレームのショベルが出回っているのか?
この手の車両は大概メーカー・型式が不明になっており、車検証の下の方に後輪緩衝装置なし。
と書かれていると思います
緩衝装置なしって書いていなければリジットでは車検は絶対に受かりません。
車検証に後輪緩衝装置無しって書いてないのにリジット使用の方は、知識のある方は別にして、私ら素人では手が出せません。
腕のいいショップにお任せするしかありませんね。
リジット仕様の車両をお持ちの方車検証をチェックしてみてください。
カスタム車両の車検はグレーな部分もありますが、それぞれの陸自の指示に従って行きましょう。
車検の際の持ち物
車検に行くのに持っていく物、持っていくといい物を簡単に紹介
- 車検証 ←これ忘れるのは問題外ですね(笑)
- 納税証 払っていないと車検受けられません
- 印鑑 無くてもイケますが、あった方がいい
- ハンドルロック 車体になければ必須
後は検査費用ですね。
お金持って行かないと何にも出来ませんね~(笑)
是非持っていきたい工具
自身があれば必要ありませんが、持っていると安心なので、持って行った方がいいです。
- 工具
- ドライバー (プラス・マイナス)
- スパナ (各サイズ)
- 六角
- メジャー (これあると車検準備を簡単に済ます人は助かりますよ)
- マジック (いざと云う時の為)
こんなもんでしょうか。。。。
たぶんこんな感じで間に合うと思います。
ユーザー車検受付から検査まで
私の住んでいる群馬県の車検場を例に手順を紹介して行きたいと思います。
書類作成と印紙と自賠責保険
まず陸運局に入って右側の建物
ここ
まずはここに行きます。
ここで書類を作り印紙を買い自賠責に入ります。
ここで検査費用一切を払ってしまうので他ではかかりません。
書類は自分で書けば何十円ってくらいですが、パパッと済ませてくれるのでプロにお願い。
費用は1500円。
受付
次に陸運局入って左側の建物で受付をします。
ここ
時間と予約番号を言って検査用紙をもらいます。
(この時○番レーンに行ってと言われます。)
二輪専用検査レーン
検査レーンへ
ここ
外装チェック
まずは外装チェックから
ま~ここはネジの緩みなどがなければ大丈夫でしょう。
さすがにここは引っかかりませんでした。(笑)
ウインカー点滅確認
ウインカーの点滅、前左右・後ろ左右
意外とウインカートラブルありますよね。
念の為予備のリレー持っておいた方がいいかも。
検査前までは正常に動いていたのに検査のとたん動かなくなるなんて話よく聞きます。
私のバイクは予約を取る前、まともにウインカー動きませんでした。
詳しくはこっちで紹介しています。
是非見てください。ウインカー故障。修理に悪戦苦闘 原因は???是非見てください。
っとこんな感じで何とかウインカーの検査クリアーです。
ホーン
ホーンの音確認です。
鳴ればいいだけなので鳴りさえすればOK
ここは、難なくクリアです。
何の問題もありませんでした。
鳴らない場合はホーン本体の故障か、配線だと思います。(笑)←当たり前ですよね!このくらいしか考えられませんよね。。。
ライト点灯HI&LO
ライトの点灯確認。
ここではHIとLOWの切り替えを見ますよ。
事前にどっちがHIなのかLOWなのか確認しておいた方がいいです。
ちなみに間違えましたが検査官のツッコミありませんでした。
切り替わればいいんでしょうね
二人乗りようシート
車検証が二人乗りになっている場合は、シートにベルトが無いとダメなので簡単に自作で作りました。
試験管の方はあまり気にしないのかも。
これです。適当でしょ(笑)
これをシートの下にクグスだけでOK。
持ち手がついていればいいそうです。
車体番号
車体番号の確認。
一回でパスできなければ検査レーンに行くたびにチェックされるのでシート下に打ってある車両はちょっと面倒です。
私のはシート下です、、、、、。
ネックの所にある車両が羨ましかったです。
(私は何回も通ることになったのでネジ止めしませんでした)
車両の幅/高/長を計測
車検証のサイズと実際のサイズを比べる。
長さ・高さ・幅
ここは事前に車検証を確認してあらかじめ測っておけば問題無いと思います。
反射板
反射板の大きさ確認
これは規定の大きさのものがついていれば何も問題はないです。
ちなみに私のつけて行ったものはこれです。↓
結構忘れがちなので必ず確認していきましょう。
着いていなければ絶対OK出ませんよ。
左右ミラー
左右のミラー検査は間隔と大きさです。
片側しか付いていないとかは問題外です。
ある程度の大きさは必要。
- 大きさ
- 鏡面の面積が69平方センチメートル以上
- 円形以外は直径78mmの円を内包できること。
なんだかややこしいですが大きなミラーをつけていけば大丈夫です。
ミラーの間隔は結構シビアにきっちり測られます。
一度目は再検査を覚悟。
理由は車検証のサイズを優先でパスしてからミラーの間隔に挑みます。
豆知識一度検査をパスできれば次からはどんな状態でも検査合格となっているので問題ありません。
毎回チェックされるのは車体番号だけです。
と言うことは一度寸法を合格すれば寸法を変えてもOKって事になりますね。
だから一度目は再検査覚悟で挑みます。
特に問題なければ一発目からきっちり測ってパスしましょう。
合格基準はハンドルのセンターからミラーの中心まで28cm以上ないとダメです。(左右共)
なので私のは車検証のサイズだとダメなので一度目は再検査を前提に行きます。
ハンドルが短い場合の対処法
無理やりですがハンドルギリギリまでずらす。
これでいいんです。(笑)
インチキみたいですがこれで合格出来ます。
グリップを付けて完成
ホントかなりきっちり測られるので正確にやった方がいいですよ。
識別表示
識別表示は誰が乗ってもわかるようにするのが目的のよう。
シールを作っていかなかったので直書きします。
- ウインカーには右・左 (R・Lは不可)
- ホーンにはホーンと書くかラッパの絵
- ライトにはHI・LOW
- ・シフトギアにはシフトパターン (1・N・2・3・4)
この4箇所にあらかじめシールを作っておいて貼るか、油性マジックで直接書く。
これも無意味な気がしますが書いていないと合格しません。
ハンドルロック
ステムにハンドルロックが付いていない車両は別でロック必須です。
ショップの方に聞くと、言われないけど持っていくって言ってましたが、私は「ロックかけて!」ってすぐ言われましたよ~。
この差はなんなんでしょう。(´;ω;`)
信頼の問題なのかな~~
実際に持っていった物はこれ↓実はこれ長すぎなんです。(笑)
もっと全然短いもので良かったんですね。
「知らなかった~~~!」
これはタイヤと本体をロックできる所を見るので、ハンドルを切った状態で本体と繋げる。
あまり余裕がないくらいがいいそうです。
試験官にアドバイスもらいました。
私のは長すぎたのですが苦笑いしながら合格!よかった~。。
マフラー音量測定
いつの間に???って感じでおわってしまい気がつきませんでした。
おそらく車検証に年式・型式不明となっているのでチェック基準がなくあいまいなんだと思います。
他の人のを見ていたらしっかり測定されていました。
年式・型式不明の車両は消音器が入っていればさほど気にするところではないようです。
前後輪ブレーキ検査
まず車体をローラーの上に乗せます。
準備が出来たら、足元のフットスイッチを踏みます。
踏むと検査スタート。
フロントブレーキの検査、合図が出たら思いっきりブレーキ。
続いてリアブレーキ
思い切りブレーキかけているのですが合格しません。なぜ???
(やり方?タイミング?が悪かったようです。)
フロントは大丈夫だったのですがリアが、、、ちょっぴり不安に・・・・
スピード測定
群馬はもともとスピード測定がなかったのですが2015/09頃から導入。
ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・
私が検査に行ったのが2015/10 出来立てです。
もう少しできるのが遅ければ、、、
ドライブユニットをミッションから取っていてメーターが全くあてになりません。それだけの理由では無いと思いますが、、、
とりあえず感で40kmをと思い挑戦。
結果
全くダメで再検査。
この時試験官に「メーターが狂っているんですよ」って言ってしまったんです。
な、なんて事を、、、
これが後々大変なことに、、、ウワァァ—–。゚(゚´Д`゚)゚。—–ン!ー
余分なことを言ったまでに「メーターをあわせてまた来てください」って言われこの日は検査してもらえませんでした。
持ち越し。 「ガビ~~~ン!!!」です。
また来るってことはまた検査費用が、、、
余計な出費が、、、がっかり。
当日中に終わらない場合は、予約確認窓口へ行き限定のハンコを押してもらいます。
次からは予約は必要なしです。
検査時間中に行けば検査してくれます。
一旦帰り、考えた結果。
メーターを買うのもやだし、「何とか今のままで通したい」って考え出した結論が
「ガラスのところに書けばいいじゃん!」
「なんてすばらしいアイデア」
車に並走してもらい40kmをバッチリ確認。そこに印をマジックで書きます。
「よ~しこれで大丈夫だろ~」
日を改めて再検査。
「同じ試験管じゃなければいいな~~~」っと思ったのですが、、、、
「うわーっ 同じ人だー!!」
検査官のチェンジがきくわけでも無いので諦め。
ちょっと心配ですがバッチリ印してきたので大丈夫だろうと思い検査レーンへ。
覚えられていました。 ・゜・(ノД`)・゜・
試験官「直してきました?」
私「直してきましたよ」ちょっと自信たっぷりに(笑)
試験官「あ~~~~~」
「あ~~~~~」って何
ちょっとイラって来ましたね。
結論から言うとダメなんだそうです。
理由を聞くとキロ表示のメーターに上から書いてはいけないとの事。
でもマイル表示のものになら上から書いてもいいそうです。
「イヤイヤ」そんな事知るかよ!!!!!!!!!!!!!
ついこの間まで検査自体なかったんだろ!!
この時点でかなりイラついています。
結局検査もしてもらえず。
でもなんとか終わらせたくて・・・考えた。
じゃあ上に書くのがダメなら「直接書けばいいんじゃね」
「だよね~~~」そうすれば文句のつけようがないよね。
っと思いつき早速メーターを外し、ガラスを外そうと・・・・
「ダメだ~~~~」
蓋がプレスで圧入されているので全く取れない!
でもここで引き下がるわけには・・・イカナイ。
フタの横をマイナスドライバーで「コジコジ」←かなりイラついてまともな判断ではないです。
普通しないですよね(笑)
「蓋がガタガタになるだけで取れな~~~い!」
徐々に力が・・・「ピシッ」
・・・・・「あ・・・」
あっ・・・と思った時には遅い。
ガラスが割れました。
今日の検査は絶望的です。
流石にガラスがなければ門前払い食らうでしょうからね。。。
イヤでも結構わからないかも(笑)
自分が悪いのに試験管に対しての怒りがど~~にもなりません。
次は違う人でありますように。(-人-)
またまた家に帰り今の状況を整理します。
- 割れてしまったメーター。
- キロ表示のメーターのものは手を加えてはいけない
- マイル表示のメーターを探す。
仕方がないのでマイル表示のメーターを探すが・・・・無いんですね。。
どこにも売っていません。
となると別の方法を探さなければ、あまりお金かけたくないし・・・・・
「閃きました!!!」
先程割ってしまったメーターを使ってガラスの代わりになるものを作ればいいんです。
透明の下敷きか、、、、これだと綺麗に切れないし硬いので自由が効かない。
それに今無い。思いついた時にやる今が大事です。
後でやろうとすると忘れるか、めんどくなってしまうので・・・
家にはラミネーターの機械があるのでフィルムだけ通してそれを使えば・・・いけるかも。
早速試してみます。
「いける!」これならバッチリごまかせる。(笑)
散々遠回りしましたが出来たメーターがこれです↓
周りがガタガタで見栄えが悪いですが速度の所にも上からシールを貼り加工。
出来ました。
これで検査に望みたいと思います。
我ながら会心の出来です。(笑)
これを付けて検査に3度目なので今度こそ!
で、、、気になる試験官は「やった~」違う人でした。
いざレーンへ。
レールに乗りフットスイッチを踏み検査スタート。
試験管の人も一緒に「ハイ!!今だよ」
「やった~」
電光掲示板には〇
合格です。
このメーターは車検用に保管しておこ~~っと。
ヘッドライト光軸検査
次に光軸検査ライトを付けてHIビームにします。
前方にパネルが来るのでそこに合わせて立っているだけでOKなのですが少しの加減で失敗します。
ただこれはテスター屋さんであらかじめあわせてもらっていればすんなり行くと思います。
テスター屋さんは陸運局のそばに何件かあるので先に寄って行ったほうがいいと思います。
私はケチって行かなかったので一度目はダメでした。
光軸はどっち側にどのくらいずれているのか教えてくれるのでその通りに直して再挑戦します。
自分で挑戦しても良し、テスター屋さんで合わせてもらうのも良し。
これで全行程合格をもらい終了です。
ナンバープレートに貼り付ける車検シールをもらい終了となります。
3度目にしてやっと合格出来ましたが。ちゃんとしているバイクならばこんなに大変では無いですよ。
次の車検は1回で済むと思います。
最後に1日に検査してもらえる回数は3回までです。
何回行ってもいいわけではないですよ~~。